推しグループの波乱に動揺を隠せない話
5記事めにしてブログの方向性がぶれますが、私はアイドルオタクです。同好の士に伝わりやすい言い方をすると、怪盗新規のあーりん推しです。
突然こんな話を始める理由はひとつだけ。有安杏果電撃卒業発表です。
ももクロLINEスタンプに予言者みたいな杏果がいた pic.twitter.com/ShETmViSGY
— 煎茶(仮) (@poetaster40) 2018年1月15日
このツイートをしてからというもの、脳内が8年分の記憶や感情でロマンティックこんがらかってしまったので、ガス抜きをするような気持ちで私が見てきたももクロの話を連投しました。正直140字ずつしか書けない場所でする話じゃなかった。*1
「アイドル界隈いろいろあるけどももクロは安泰だし、いつか誰かに話せればいいや~」と思ってたことを一気に言語化中なので、一昨日からの私のツイートは全て最後に(オタク特有の早口)が付きます
— 煎茶(仮) (@poetaster40) 2018年1月16日
当記事はそこからテキストを抜き出して、書き足りなかった部分を加えたものです。*2
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6人時代の青ことあかりん、青と言っても実際はライトな水色で、れにちゃんの紫のほうがむしろ青み強かった。ジャケ写はいつも横一列で、個性ばらばらだけどグループとしてまとまってる雰囲気。
でもあかりん脱退後、青色を避けるかのごとく紫がどんどん薄く赤寄りに。Z伝説の衣装なんかほぼピンクだし、メンバー間の写真サイズ格差も顕著になるし、見た目のバランスだけは正直あんまり好きじゃなかった。
そんなうっすらとした不満を吹き飛ばしてくれたのが、翌年のPUSHだった。ジャケ写の背景はあかりんを思い出させる水色の空。そして落ちサビ直前Cメロの歌詞、
勝負とは 広い空 青い海
この大地 駈け巡る 生命たちの輝き
この「青い海」にはっとした。
歌詞に色名が入る曲は、当時ももいろパンチとミライボウルくらいしか無かった。でもはっとした理由はそれだけじゃない。
青がいなくなったからこそ、彼女たちはグループ名や各々の担当カラーから離れて、純粋な青色を歌えるようになったんだ。
そう思い至ると、何度も何度も聴き直さずにはいられなかった。視覚優位型オタクである私にとって、そんな音楽体験は初めてのことだった。
(この部分ユニゾンだけど、MVでれにちゃんが抜かれるのにも意味を感じた)
その後ドリアン期を経て、れにちゃんの紫はまた少しずつ青寄りになっていったように思う。やっぱり両サイドの寒色具合が揃うと画が締まって、赤一強の写真サイズ格差も是正され、見た目だけで言うわけじゃないけど完璧なバランスに落ち着きつつあった。
いつだったか見た「りんりんコンビの画像くれ」的なスレで、二人のシンメの魅力を称えた「りんりんコンビはももクロの両翼」というレスに膝を打ったことがあったんだけど、推され隊も両翼だったなと今になって痛感する。
(連想が飛躍しすぎて脱線気味だからまたカッコ書きにするけど、ギリシャ神話のイカロスみたいだなって思う。真ん中に自家発電するソーラーエンジンみたいな夏菜子がいて、2組4枚の翼があって。アホだけど鋼の意志を持つ機長のもと、太陽を目指してただ一筋に飛んできた。でもある翼にとっては、近づいてくる太陽が熱すぎたのかもしれない)
そのシンメトリックな調和が保たれる最後の日、5人でのラストライブの名前が「新しい青空へ」であることに、勝手に物語を見いだしてしまう。青を失って、青空や青い海を、そして青春を歌えるようになったももクロが、緑を失って歌えるようになるものは何なのか。
ためいきを隠した草原? 生命たちが駈け巡るこの大地? 希望に涙を足した色?
きっとどれでもないのだろう。4人の明日は1月22日から始まっていくのだから。
それなら私は、彼女たちが進む道を今までどおり見つめていきたいと願う。新しく歌えるようになったもの、この次会える時みせてね。
*1:「私が見てきた」ももクロ、とわざわざ書くのは、私が彼女たちの作品しか見ていないからです。情報源はMV、衣装やCDジャケットなどのいわゆるアートワーク、ライブ、音楽番組への出演、たまにブログ。バラエティ番組での活躍や舞台裏での努力友情その他に関しては、モノノフを名乗るのもおこがましいレベルで知識がありません。なので、そういう方面からももクロを見ている方のところにもこの話が届いて、リプライやコメントなど頂けたら嬉しいです
*2:さんざん色について語っておきながら画像がないのは、「ブログは文章で勝負したい」という個人的なこだわりによるものです。元ツイートには画像貼らせていただいてるので、よろしければそちらもご覧ください(承認欲求を隠さないスタイル)